前回のエントリーの通り,去る11月4日から8日にかけて,ベルリンにてPhonethica開発合宿を行った.合宿においては下記の項目について集中的に取り組んだ.その後の進捗状況も交えて記す.

PhonethicaシステムのWebサーバーへの移行

過去のエントリーにもあるように,Phonethicaが参照する言語データの収集やプロジェクトの今後の展開を考える上で,Webサーバーへの移行は宿命的課題である.急遽東京から駆けつけてもらったたけみつ氏にはこのための作業に集中してもらい,その結果,次に述べる音声比較アルゴリズムの完成とそのアルゴリズムによる計算結果を含んだデータベースの完成を待つのみ,というところまで仕上がった.

音声比較アルゴリズム

対象とするデータの膨大さと妥当性判断の難しさに呻吟してきたこの言葉の近似を探る音声比較アルゴリズムについては,現在,合宿直後に徳井氏が思いついた新たな仮説を実装し,検証を行っているところである.もしかしたらこれは,瓢箪から駒かも知れない.もちろんまだまだ先は長いが,洋の東西を問わず膨大な関連論文をサーベイしつつそれを日々アルゴリズムに反映させ検証を続けてきた徳井氏の探求心に改めて敬意を表したい.

Phonethica - Installation

合宿前より徳井氏と話し合っていたインスタレーションのためのアイデアについて,模型を使った実験を行った.皆で大笑いしつつもやはりかなりいけそうな感じである.もっとも,斯様なアイデアをその鋭さを保ったままどこまで現実に落とし込めるかが鍵になるのは当然で.徳井,遠藤それぞれの帰国時に秋葉原等で試材を調達し,さらに実験を進めることとした.

Discussions and Meetings

Phonethicaは,徳井(パリ),遠藤(ベルリン),たけみつ(東京)と,遠隔地でのコラボレーションにより開発を進めている.そのため,この貴重な機会を利用して大いに意見交換を行った.

なお,多忙を縫って東京から駆けつけてくれたたけみつ氏に末筆ながら最大限の感謝の意を表したい.ベルリン名物カリーブルストを過剰摂取しながらひたすらプログラミングに打ち込んでくれた氏には早速,次回合宿への参加も要請中である.

遠藤拓己


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