Archive for August, 2005

北野宏明PMとのミーティングを月曜日に控え,徳井氏とBatofarにてミーティング.

当夜はLogistic Recordsのイベントがあり,夜が更けるにつれわらわらと人が集まってきた.先日パーティーに来て頂いた半野喜弘さんご夫婦や河村勇樹君らとも再会.

半野さんから時間芸術のありように関する非常に興味深いお話しを伺いつつ,徳井氏と進捗状況の確認など.

遠藤拓己

Phonethica development team (Nao Tokui+Takumi Endo) is going to be in Tokyo in this coming September to have some important meetings.

In the period of time, we would love to see people who are interested in the project. Please do not hesitate to send us your expression of interest. You are more than welcome.

See you […]

文字列の類似度を示す指標として、Levenshtein Distance (別名 Edit Distance。以下LDと略す)という考え方が使われている。ソースとなる文字列(s)とターゲット(t)があるとして、LDは、sをtに変換する過程で必要な文字の削除、挿入、置換の総和である。

sとtのLDをLD(s,t)と書くとして、たとえば、 LD(”test”, “tent”) = 1 LD(”test”, “past”) = 2

上記のページには、各種プログラミング言語でのLDの実装の例が紹介されている。その中には Objective-C、SQLなどもみられる。このうち、Objective-Cでの実装は、NSStringのカテゴリーとして、LDを計算する関数を実装しているので、非常に簡単に使える。
NSString *s, *t,
[s comareWithString: t];

実際にこの関数をテスト用のDBシステムに実装してみた。検索ワードが入力されるたびに、検索語とのLDが計算され、transient attributeとして保持される仕組みを作った。ユーザが指定した閾値以下のLDを持つ単語がテーブル上に表示される。

英仏、仏英、独英辞書がインポートされたテスト用のDBで試してみたところ、例えば、英語の”current” に似た言葉として、フランス語の quarante (40) crainte (恐れ)などが、また “announce”には anana (パイナップル)と面白い例がいくつかみられた。

まだ単純にLDを計算しているだけなので、すべての発音記号の違いを等価に扱っている。発音記号”列”の違いとしては小さいものの、実際の発音は大きく異なるという場合が頻繁にみられた。前回の記事にも書いたように、発音記号を似通った音のカテゴリーに分けてLDを計算する際に考慮に入れる等のアルゴリズムの実装が今後の課題になる。
(徳井)

生い立ち,という程でもないが,Phonethicaを構想した経緯について最近頻繁に説明を求められるので,そのことについて(特に偶然性云々ということについて)記述した英文テキストを以下に抜粋し掲載しておく.

My engagement with this chance element is in fact also central to my musical concerns. In my early work as a composer I found myself uncomfortable with traditional systems of music notation, which seemed somehow too vague and inadequate for describing music. Paradoxically, I now recognise I have found a kind of liberation in this […]

インディペンデントキュレーターのEmmanuelle Marchand氏とオルセー美術館近くのベトナム宮廷料理店でディナー&ミーティング.

Map XXLの関係者よりPhonethicaの話しを聞いたという彼女はソルボンヌ大学で博士号を取得した社会学博士でもあり,Phonethicaについて,アートプロジェクトとしてはもとより社会学的観点からも興味を持ってくれたらしい.”Phonethicaのようなオルタナティブなシステムを社会に実現するためには,高度な戦略を複合的に立案し,且つそれらを有機的にドライヴさせ続ける必要がある” という一見しごく抽象的な結論で意見が一致したが,そこに至るまでの個々の論議は大変刺激的で,大いにエンカレッジされた.丁度ここ数日,Googleとの距離の測り方について集中して考えていたこともあり,アイデアを整理するいい機会となった.

Memo: Googleと競合しない方法/Ringo’s weblog

遠藤拓己


Project Phonethica

Combining scientific technology and art, Phonethica is an interdisciplinary project which explores the diversity of the world, through the phonetics of its 6,000 languages.